鶏つけ麺は出汁が魚介だったのでやめた。
ツクヅク、人生の選択が下手くそだなと思うときがある。
バイトでこどもたちにブロック遊びの案内をし、ヘトヘトなんだけどなんとなくスズランでハラダのラスクを買って帰ろうと思うも、なんとなく止めて8階でやってたチームラボの展示に行き、夏休み中で唸りをあげるこどもたちに辟易として、なんとなくそのままひたすら歩いて、そうだ、つけ麺食べようと思いラーメン屋に行き、何故か鶏白湯麺を食べて胃を重くしている今この時である。
そしてその都度粘度の高い後悔をするのでツラい。
昔からものすごく後悔が多い。反省は不得意。行かなきゃよかった、食べなきゃよかった、買わなきゃよかった…言いすぎて「思ってもいいけど言わないでくれる!?」と姉がキレたことがある。
レストランでは大抵ギリギリに食べたいものが変わる。というか第一印象でパスタ美味しそうだしパスタにするぞ、と決めても店員さんがやって来た瞬間ピーン!ときてグラタンにする。そんな勘は大抵外れる。やっぱ思った通りパスタのがうまいやないかい。
自分は能動的生き物っぽいのにつくづく勘が働かない。
…と思ってたけど、もしかして私はラスク!と思ってラスクを買って、歩こ!と思い歩いて、つけ麺!と思ったままつけ麺を食べてれば結構いい線いってたのかもしれない。
いつだって直感にはあまり従ってこなかった気がする。優柔不断だし。こんなところでは不断!!もっと違うところで不断したいのよ。
でも最初に選んだ魚介のクリームパスタ、すごい美味しかったもん。
お母さんと、あと私の懐いていたおじさんに全く同じことを言われたことがある。
「人の直感は大体当たってるよ」
脳内でモーニング娘。の隠れた迷曲「直感2~逃がした魚は大きいぞ~」が流れだし、ラーメン屋のジャズ風BGMと混ざってなんとも言えないサタデーナイトですわ。
このまま歩いて帰ろうか、バスに乗ろうか。また迷ってる。
第一印象で決めてました。と言えるようになりたい。