愛はシンプルなゴーヤチャンプルー。
自炊が出来ない。
なかなかうまくいかないこと、「継続すること」以外にもうひとつあった。料理が出来ない。
スーパーで毎回意気揚々と買い込んでも、家帰ってきたら冷蔵庫に仕舞うのすらめんどくさくなってくる始末。
先日自炊するべくスーパーに行って、ゴーヤチャンプルーを作ろうと思い立った。で、帰り道。ハンバーグ、カレー、ファーストフードの看板と匂いが自転車を走らす私の目と鼻の先をめまぐるしく通りすぎていく。はじめは我慢してたけど、持ち前の衝動性の強さも相まってタルタルとり天うどんのことで頭が一杯になる私。
結局タルタルとり天うどんのことを考えながらゴーヤチャンプルーを作りました。
でも不味いんだなぁそれが。乳くさい。油が足りなくてバターを使ったせいか、豆腐が豆乳入りのとろとろのやつだったせいか、みりんを入れたせいか…?私の作った野菜炒め、美味しかったことがない。
野菜炒めもカレーもゴーヤチャンプルーも、シンプルがいちばん。
料理って生きていく上でとても大切なんだなと改めて思うことがある。食べなきゃ死んじゃうとかは置いといて、献立を考えて、切ったり煮たりして、何品かを同時に作る。頭を使いながら手を動かすこと。
美術をやってて思うのが、「あたま」と「からだ」と「こころ」をつなげるというのが大切ということ。頭で考えてるだけじゃダメで、手を動かすだけでもダメ。それを心で繋げて、ひとつの物事として作り上げていく。
料理もそれに似てるなと思った。
冷蔵庫にはまだまだたくさんの乳くさいふきこチャンプルー。
タルタルとり天うどん食べたいなぁ。